父の命日
今日は父の5回目の命日でした。
子供の卒入学や進級でも 「早いね~」と月日のたつ早さに驚くのに
この父が亡くなった日からの時間のたち方は遅い。
まだ5年なんだ・・・・・
と思ってしまう。
父を看取った母は一人で元気に暮らしています。
でも記憶が色々行きかってしまうようで話をしていても
脈絡のない話を永遠にする。
私はどんなに話が飛んでもその話題に合わせて話をしていく。
今日私が訪ねて行ったのも桃の節句に来たと思っている節があったので
(今更桃の節句と言う年じゃない)
「(父の)命日だもの そりゃ来るでしょ」
と言うと ちょっと驚く。
物忘れが激しいと自覚している母はアチコチに色々なメモを貼り付けている
のですが沢山のメモの中から今日が父の命日だと言うメモを見付けて
「良く覚えているね」 と言って笑う・・・。
そうは言ってもしっかりしているこの母は 体調を崩して入退院を繰り返し
血圧の安定の為 塩分制限が必要となると徹底的に制限して市の制度を利用しているお弁当以外は余り食べ物を口にしないと言う数年を過ごし 元々細かったのがゲッソリと痩せ顔色も悪く喋っても何を言っているのか良く分からないと言う感じになり 私や兄が 「いくらなんでもそこまでする必要はない。食べることも大事」 と言う言葉にも耳をかさないくらいの徹底ぶりだった。
そういう意志の強さは母の持ってうまれた気性だと思うし私は見習いたいくらいだ・・・けど今はそんな事言ってる場合じゃないーーーとちょっとイラッとする気持ちでいました。
今日二人で食事をしようと言うので食べられるものが限られているだろうから 母の思うものを食べようと言うと 「もうそこまで制限はしていないの。 この年だし塩分は気を付けるけど好きな物食べようと思っているんだ」 と極端な事を言い出した。
実は今日 母の顔を見た途端 顔色が良いなぁ。艶もある。声にハリがあって聞きやすい。 と思っていた。
そして乗り物酔いが激しいので何処にも行きたくないと言い張っていたのに数年前に行った北見にまた行きたい。
「食べた物の全てが美味しかった」とうっとりと私に言う。
・・・・・元気だね・・・今度北見に行く時は私も連れて行ってね・・・・・・・
と思わず言ってしまう私でした(ノ≧ڡ≦)